STEP1でライフスタイルを再認識したところで、それらの「お部屋」に対する希望(条件)を具体的にまとめてみましょう。こうすることによって、ただ漠然としていたものがより明確になり、また、情報収集の効率化にもつながり、自分の条件が現実的か否かを判断する材料にもなります。
ということで、お部屋探しで最初にしておいた方が良いのは、「条件」をまとめてみることと言えます。
整理しやすいように次に一般的な「条件」を箇条書きにしてみました。しかし、あまり決め込みすぎると、探す範囲を狭めてしまうこともあるので、これだけはこだわりたい点、譲ってもいい点など優先順位をつければ判断しやすいと思います。
条件
- 入居希望日:
いろいろな事情があると思いますので、その事情にあわせて入居希望日を決めることになると思われます。(1~2カ月程度を目安に決めておくのが一般的) - 予算:
管理費や駐車場代なども含めて毎月いくらまでなら払えるかを考えてみましょう。 - エリア:
沿線、ターミナルからの大体の所要時間は把握しておく方が良いでしょう。 - 駅からの距離:
駅からの徒歩時間やバス便も可など。 - 広さ・間取り:
今のお部屋と比較するとわかりやすいでしょう。 - 物件の種類:
アパート、マンション、一戸建て、テラスハウスなど。最近は「定期借家」というのもあります。 - 部屋の階数:
防犯を気にするなら階数が条件になります。但し、立地や防犯設備次第では1階でも安全な場所もあります。 - 新築・中古:
新築が良いのか、中古でも比較的新しい物件が良いなど。 - その他のこだわり条件:
日当たりやバス・トイレは絶対別、追い焚き機能付きなど、自分なりのこだわりがあれば決めておきましょう。 - 特定条件:
駐車場が必要、ペットがいる、大きい家具があるなどの特定条件は事前に考慮する必要があります。
コラムアパートとマンションの違いは構造の違い
アパート:
木造、プレハブなど準耐火構造の集合住宅をいう。
1棟当たりの戸数が少なく、建築費、建設期間が短く、その分、マンションに比べて家賃が安い場合が多い。しかし、構造次第だが、遮音性、耐火性、耐震性などではマンションにちょっと劣る場合がある。ハイツ、コーポは単なる名称で、構造の差を表すものではない。
マンション:
RC(鉄筋コンクリート造)あるいはSRC(鉄筋鉄骨コンクリート造)など耐火構造の集合住宅をいう。
建物そのものの強さに加え、遮音性などはアパートよりすぐれている場合が多く、新築物件ではオートロックや宅配ロッカー付きなど、設備の充実していることが多い。